損害保険の保険金で得をする?!

損害保険の保険金で得をする?!

損害保険(自動車保険、火災保険、傷害保険、各種賠償保険など)は、基本的になんらかの事故で自身に降りかかる損害をカバーするために掛ける保険のことを指します。

わかりやすく説明すると、自動車保険や各種賠償保険は、不注意で第三者に損害を与えた時に被害者から損害賠償請求をされた時に保険で代わって支払ってもらおうというものですね。自動車保険の場合は対人賠償保険や対物賠償保険がそれにあたりますが、同時に多くは搭乗者傷害保険特約が付加されているものが多く、この搭乗者傷害保険については運転者自身や同乗者が搭乗中に死亡もしくはケガをした場合に保険金が支払われることになります。

いわゆる傷害保険については、基本的にどのような事故でも死亡もしくはケガをした時に支払われるものですが、傷害保険の保険金支払い条件についての定義は「急激」偶然」「外来」となっており、例えば病気を発症したことによって転倒してケガをした場合などは支払い対象になりません。

詳細については各保険の約款や支払いについての説明を読んで確認されたいと思いますが、ざっと簡略に説明すると上記のようになります。

さて、今回のテーマは、損害保険で得をする?!ということで、本来的には受けた損害を補てんするものとの考えからすると「得する」のはおかしなことになるのですが、実際にはそんなこともあるので、少し書いてみたいと思います。


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火災保険、みなさんもほとんどの方が加入されていると思いますが、今回のケースでは家財一式に保険を掛け、かつその保険が新価ベースになっていたこともあり、早い話が損害を受けた時には新価(再調達価格=今同じものを購入する場合の価格)で保険金を支払うというものでしたので、時価ベースでの保険金を設定している火災保険の場合は該当しないことを理解しておいてください。

事故は、いわゆる盗難被害で簡単に言うと空き巣に入られて建物内にあった現金やブランドのバッグ類などを盗まれてしまったというものでした。

盗難被害に遭われたわけですから契約者さんにとってはお気の毒な事故だったのですが、現金については火災保険で補てんされるより多くの現金を盗られたこともあり現金の被害全額を保険で支払うことは出来ませんでした。この点について仕方ないとしましょう。

しかし、この方はずいぶん以前に購入されたブランド(ルイヴィトンなど)のバッグや時計なども同時に盗難被害に遭われたことから、この部分の支払い保険金が多く、結果的には実際の被害より大幅に多い保険金を受け取ることが出来たわけです。

物については、当然経年減価という考え方がありますので、購入してから10年以上も経っていると時価は購入時より大きく下がってしまいます。
ところが、この契約は新価ベースでの契約であったために、どんなに古いものでも、その被害品が存在していたという証拠があれば新価で支払うとのことで、保険会社はその計算をして保険金支払いとなったという次第です。

この契約者さんは「そんなにもらっていいんですか?!」という対応だったそうですが、もちろんそのような契約内容ですからなんの問題もありません。
言葉は悪いですが、盗難被害は受けたものの早い話が儲かる結果になったというものです。

ここで、重要な点は、被害に遭った物の存在がたしかだったという点で、この方はバッグのタグや時計の保証書やケースを保管しておられたので、持っていたことの立証が出来たことにあります。

被害に遭うことは迷惑な話ですが、みなさんも高価な商品については購入時の資料などをきちんと保管しておかれるとこのような場合には役に立つので安易に捨ててしまわないように気を付けられると良いでしょう。

傷害保険にあっては、たとえば交通事故の被害に遭った場合などは当然相手方から損害賠償を受けることが出来ますが、賠償金とは関係なく保険金の請求は出来ますので、ご自身もしくは被保険者(たとえばご家族など)は契約しておられるすべての傷害保険に請求することが出来ます。
この場合は、それらの傷害保険や傷害特約、共済などに請求することによって多くの保険金や共済金を得ることが出来る場合もありますので、これもある意味では被害には遭ったものの「保険で得をした」と言って差し支えないでしょう。

意外に個別で契約している傷害保険や、特に勤務先などで給与天引きで団体契約となっているケースでは請求のし忘れがありますので、ご自身がどのような契約をしているのかを把握しておくことは大切ですね。


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