カーシェアリングはマイカーの代替となり得るか?

先日、孫たちを遊びに連れて行くのに初めてタイムズのカーシェアリングサービスである「タイムズカープラス」を使ってみました。
タイムズカープラスについては、実は娘には以前に利用を勧めて、娘はけっこう使用しているようですが筆者自身が使うのは今回が初めてのころでした。

それはなぜか?使用したい時に使用したい車両に空きがなかったからです。
筆者がレンタカーを使うのは、仕事で取引先の担当者と同行する際に喫煙車が必要になるとか、友人たちや、今回のように孫家族と一緒に出掛ける際に7人乗りとか8人乗りの車両が必要という時なのですね。
ところが、タイムズカープラスでは7人乗りの車両などはまだまだ台数が少なく、そのためいつも予約で埋まってしまっていることが多いため、そうなると従来から利用しているトヨタレンタカーに頼ることとなり、使うことが出来なかったわけです。

今回はたまたま予約時に7人乗り車両のマツダプレマシーに空きがあったので初めて使うことが出来ました。


よければ今日のBGMにどうぞ

Serenade No. 13 in G Major, K. 525, “Eine kleine Nachtmusik”: Allegro(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)

スイングル・シンガーズ

モーツァルト作曲の有名な曲ですが、これをジャズコーラスの「スイングル・シンガーズ」がやっているバージョンです。普段あまり聴くことがないと思いますが、コーラスで聴くモーツァルトも面白いかと。。

再生ボタン(▶)を押せば約30秒試聴出来ます。


現状では、タイムズカープラスでは圧倒的に小型車が多く、たとえば娘が子供2人を乗せてちょっと出かけるなどの場合は大変に便利といえますが、今回のように実際の乗車人数は5人でも余裕を見て7人乗りのちょっと大きめのサイズが欲しい場合は台数が少ないのが難点といえます。

タイムズカーシェアリング(タイムズカープラス)利用レポート

では、使い勝手についてはどうでしょう?


使い方についてはタイムズカープラスのサイトで動画でも紹介されていますが大変に簡単です。

車両の所定の位置に会員カードをかざすだけでロックが解除になり、グローブボックスにある鍵を取りだすとすぐに使えます。

タイムズクラブカード・カープラス用

車両置き場にあるカープラスの看板を元の位置に戻して出発。駐車場を出る際には専用カードを利用するようになっています。

利用方法説明はここから

たとえばトヨタレンタカーのような一般的なレンタカーではないため、ピカピカの状態にあるとはいえません。また、前の利用者が燃料を入れていなければ給油をしなければなりません。もっとも給油については車内に給油専用カードがありますので燃料代の負担はありません。

ちいさなお子さんでジュニアシートで対応出来るなら、車両には1台ジュニアシートが用意されています。また、雑巾なども車両の中に用意されていますので適時使用することが出来ます。

あとは単に乗るだけですから特になんの問題もありません。


料金的にはどうか?


今回はマツダプレマシーを利用してみましたが、トヨタレンタカーでは同等車両となるとW1クラスの「ウィッシュ」「アイシス」「プリウスα」などとなります。利用日は8月5日でしたので、トヨタレンタカーではハイシーズン料金となりますが、タイムズカープラスではハイシーズン料金などはありませんので通常料金のままになります。
また、マツダプレマシーは「ベーシッククラス」なので、

タイムズカープラス料金①

タイムズカープラス料金②

2017年8月20日現在、タイムズカープラス料金(※画像引用・タイムズカープラス公式サイト)

のような料金となります。

トヨタレンタカーでは

トヨタレンタカー・W1クラス料金表

2017年8月20日現在、タイムズカープラス料金(※画像引用・トヨタレンタカー公式サイト)

のような料金体系になっています。

今回は午前9時に娘宅近くのタイムズステーションを利用し、返却については行き先や帰りの外食も考慮すると午後9時頃となるので6,690円の12時間パックを利用しました。12時間パックの場合は距離料金が加算されますので、結果的に走行距離282kmに対して4,512円の距離料金が加算となり、TCP安心補償サービス料金309円を含め、合計11,511円の使用料金となっています。途中で給油していますが前述のように燃料費は必要ありません。

あと、このステーションを利用するにあたって自車でステーションまで行き、そのタイムズ駐車場に12時間駐車するわけですから駐車料金が発生します。ただ、このタイムズコインパーキングは一日最大500円の設定になっていましたので、駐車料金が別に500円かかったということになります。

トヨタレンタカーの場合なら、利用料金に燃料費がプラスになりますので、12時間の利用なら概ね14,000円程度といったところでしょう。(ハイ・シーズン料金にて試算)

この料金ならトヨタレンタカーでも大差はないともいえ、正直なところタイムズカープラスに特に大きなメリットは感じない結果だったのですが、トヨタレンタカーでは午前8時から午後8時までの営業時間となっています。従来のパターンでいうと午後9時の返却は店舗が閉まってしまいますので24時間で借りる必要があることから、その点を考えるとタイムズカープラスのほうが安く済むこととなります。筆者がいつも利用しているトヨタレンタカーでは自車を無料で預かってくれますので、駐車料金が発生することはありません。

今回の利用をふまえて考えてみると、やはりタイムズカープラスは比較的短時間での利用には大変に安くて便利ということになります。

特に距離料金の発生しない6時間パックなどはおすすめといえます。

利用料金説明はここから

さらに近場にちょっと短時間利用という場合は、15分単位で借りることが出来るのは優れたサービスと思います。

筆者は現在、ホンダN-ONEという軽自動車を使用していますが、これは主に仕事利用が目的なのでリース契約にしています。リース料金が月額28,000円弱。燃料費が月額概ね1~2万円で年間で10万円程度。車検は2年に1回ですから1年に換算すると概ね6万円程度。自動車保険料が年間9万円程度。定期的なオイル交換や点検などで概ね年間に1万円程度。合計でざっと年間支出は60万円程度になります。

今後、仕事をやめた場合は、自車を使うことはプライベートのみとなりますから使用頻度も高くなくなります。自宅近くにはタイムズカープラス対応のタイムズ駐車場も徒歩圏内にありますし、それならタイムズカープラスに変更しても十分いけるのではないか?というのが現状の判断です。

タイムズのカーシェアリング「タイムズカープラス」。特に都市部、都市周辺に断然多いタイムズのコインパーキングがステーションになっているため、わざわざレンタカー営業店に出向くことなく、自宅のすぐ近くにあるタイムズで使えることが最大のメリットといえます。

さらにPCはもちろんスマホから予約や各種変更が出来ますので、極端にいえば車両の空きさえあればいつでも使えるというのはありがたいですね。

 


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