ヤマト運輸が荷受けの抑制を検討とのこと

先日、TV東京のガイアの夜明け「その”便利”、必要ですか?〜追跡! 「サービス激化」の裏側〜」の番組を観て、コラムを書いたが、今日(2月23日)のYahoo!ニュースで産経新聞の記事として「ヤマト運輸が荷受けの抑制を検討 ネット通販拡大で、労組が春闘で要求」が配信されていた。

宅配便最大手のヤマト運輸が、荷受量を抑制する検討に入ったことが23日、わかった。労働組合が今年の春闘の労使交渉で会社側に要求した。インターネット通販の拡大などを背景に宅配個数が増える半面、トラックドライバーなどの人手不足で慢性化している長時間労働の軽減を図る。

<中略>

会社側はネット通販などの大口顧客に値上げを求めていく方向。交渉次第で荷受け停止の可能性もある。ドライバーの負担が重い夜間の時間帯指定配達も、見直しの対象となり得る。親会社のヤマトホールディングスは1月、人手不足による人件費高騰などを背景に、今期の連結純利益予想を従来の390億円から340億円に引き下げた。

 

同記事によると、会社側はネット通販などの大手顧客に値上げを求めていく方向とし、ドライバーの負担が重い夜間の時間帯指定配達も見直しの対象となり得る。などとしている。

これは当然のことで、荷受けの仕事を取るために再配達などでドライバーに過酷な業務を強いることが予想出来る状況にありながら他社より良い条件で引き受けていたことのツケが回る形ともいえよう。

今後もますますネット通販の利用は増えることが予想され、それに伴って配送関係者の負担が大きくなることは容易に想像出来、すでにドライバー不足の状況にあるとのことから、それこそなんらかの方策を考えないと大変な事態になりかねない。

配達時間を指定していても、たまたま急用が出来て不在になることもあるだろうが、「どうせ再配達があるから、まあいいや」として平気で不在にする客も居るだろう。

商品を購入する際に大概は送料は別に支払うことになっているが、多くは購入者が配達予定時間を指定していると思われるものなので購入者の勝手で不在にした場合は追加の送料をいくらか支払うシステムにするとか、あるいは近くのコンビニに預けて、購入者はそこに受け取りに行くとかなどドライバーにかかる負担を少なくすることを考えないといけない状況ともいえるだろう。
再配達における追加の送料はドライバーに還元されることとすると、ドライバーにとってもタダ働きや経費などの経費軽減などにもつながる。

客は不満を持つかも知れないが、それは配送における問題を解決する方向でみんなが考えていかないと現状のままでは配送(宅配)そのもののシステムが成り立たなくなる可能性もある。


スポンサーサイト




今回は宅配便における現場最前線のドライバーさんの実態から、記事をアップすることとなったが、社会構造上、なんでも現場最前線の従業員や下請け業者、さらには孫請け業者、その従業員など階層が下がるにつれて厳しい状況に立たされることになる。

それが当たり前と思ってしまえば、よほどのことがない限りそのままなんら変わらない状況で過ぎてしまう。

今日(2月24日)からプレミアム・フライデーと称して月末の金曜日を午後3時に退社するキャンペーンが実施される。要するに早めに退社することで余った時間を消費に回してもらおうと政府と経済界が推し進めるキャンペーンとのことだが、実際にどの程度の企業が実施し、どの程度の効果があるのだろうか?

残業についても、大手企業などでは残業カットが進められノー残業デーを設けたりしているが、実際のところ残業カットになって残業手当が減少することが痛い!今まで通りの残業があって、その手当が毎月の収入としての計算になっているのに困るという現場社員の声をよく聞く。

実態は放置したまま、建前だけであたかも豊かな生活が出来るような印象を持たせるように仕向けているとしか思えない。

かつて一億総中流などと称された時期があったが、そんなものはとっくの昔に消えてしまい、一部金持ちはより金持ちに、中流もどきの層は下流にというところであろう。

恰好だけは豊かそうに見えて、その実、生活を維持するために幼い子供を預けて働くことに追われ、いっぱいいっぱいの生活。そんな中で節約をして生きているのが多くの国民といえるだろう。

しかし、そんな生活状況は昔からたいして変わらないともいえる。かつての高度成長時期もそうだし、バブル以前もそうだった。人々はみんなローンを組んででも消費に励み豊かさを求めていた。

ただ、現在と大きく違うのは、あの頃は先の希望や明るさがあったと思う。今は先が見えない不安の中で現在の生活レベルを維持するのに誰もが必死で、かつてのような「忙しい中にもどこかのんびり感」などはなく、なんとなく世の中がギスギス、トゲトゲしているように思えてならない。


スポンサーサイト




 

このページをご覧いただきありがとうございました。この記事がどなたかの役に立つとか、参考になると思われたらSNSでシェアしてくださるとありがたいです。

Follow me!