契約を引き受けた保険会社がソンをする

保険契約というものは、契約する側が保険加入を申し込み、保険会社が引き受けるかどうかを決め、引き受けて保険料を徴収した時点から保険契約が有効になる形になっています。したがって保険会社も商売で事業をやっているわけですから保険契約を引き受けるかどうか決める権利があり、いわゆるアンダーライティングという観点が重要になります。

数多く居る保険契約者の中には保険をうまく活用するというか、明らかに保険請求を前提として保険契約をする者が存在しています。損害保険というものは万が一なにか起こった時に備えて契約するものですから、なにかが起こることを前提としているならそれは善意の保険契約とは言えないでしょう。

さまざまな事案があるわけですが、かつて「保険金請求が趣味の人?/保険について考える」に書いたような契約者とかは、そもそも保険金請求をすることを目的として契約しているとしか判断出来ないわけですが、これと同様に、使用状況や使用環境からしょっちゅう壊れることがわかっているが、壊れた場合に修理する、あるいは買い替えるにあたって費用が発生するため、その物に保険を掛けたいと考え保険契約をしていたが、さすがに保険請求事故があまりに多いと保険会社は次回の更新を謝絶します。

ある保険会社に加入を断られた場合、それでは困るので引き受けてくれる別の保険会社を探すことになりますが、こんな契約者の保険契約を引き受けた場合、明らかに損をしてしまうので、保険会社は引き受けに神経質になるのですが、やはりそういう契約が混じってしまうケースがままあります。

保険会社にとっては最悪ですが、そういった契約者はこれまた複数年(たとえば5年)の契約をしますので、契約有効期間内は保険会社としても拒絶できないこととなり、まさに運が悪かったとなってしまいます。
保険金詐欺であれば、保険金を取る目的で事故を偽装するわけですから立証が出来れば契約解除はもちろん、支払い済みの保険金も回収を書けることが出来ますが、詐欺行為でないとどうしようもないというのが実情といえます。

この手の事例について細かく記載することが出来ないのは、こういった記事を参考に保険契約をしようと考える者が必ず出てくるからにほかなりません。

いわば不正請求(モラルリスク)を行なうための情報提供をするような形になってしまいますので、書けないのは残念ですが仕方ありません。

しかし、世の中には保険についての知識を持った人は多く、また、当初は詳しく知らなかったものの、たまたま保険金支払いに該当する事故(被害)に遭って、あまりに簡単に保険金を受け取ることが出来たことをきっかけに別の機会には便乗請求(過剰請求)をしたり、極端に言えば事故(被害)そのものを偽装するに至ることもままありますが、こういったケースでは本当の意味での悪党ではなく一度請求してみたら、いとも簡単に保険金を受け取ることが出来たため、味をしめてまたやってみようということが多いように思えます。

調査を進めるにしたがって保険請求を取り下げるケースがよくあります。もし保険金を受け取ったあとに不正が発覚して刑事告訴されると立派な詐欺罪になってしまいますので、そうなるとまずいと判断するのでしょう。

個人賠償保険を利用して保険請求を起こしたが、どう見ても不自然な事故であり調査を続行していたところ請求取り下げをしたうえに、以前に保険金を受け取った事故についても追及したところ受け取っていた保険金を返納することにした契約者も居ましたので、こんなのはかわいいほうだと思います。

もっとも中には何度も同様に保険金を受け取って平気な契約者も居ますので、こんな契約者にあたると保険会社もたまったもんじゃないと言えますね。

保険契約は善意で成り立っているものであり、保険料は契約者が公平に負担するようになっていますから、そういった不正請求の増加によって保険料が上昇した場合、善良な契約者は迷惑を被ることになります。

したがって保険種類や被保険物件について保険会社や代理店はアンダーライティングについてナーバスにならざるを得ないと言えます。


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