新型コロナウイルス感染症!厚生労働省発表のこの数字は何だ?政府はもっときちんと説明を!
管理人を含め今からわずか3ヶ月前には世の中がこんな状況になるとは誰も思わなかっただろうが、まさに今、十分に世の中は混乱状況にあると言える。
今更、過去を振り返ってどうこう言っても仕方ないので、これから先を考える必要があるわけだが、とにかく一般庶民である我々の多くは先の不安にかられて、どうなるのか?と思っている状況だろう。
政府は国を治める立場にあるわけで、わずか数人や10人余りのグループをまとめるだけでも大変なことを考えると、それは極めて大変と思うが、選挙で選ばれ国民の代表として政治を担っているわけなので頑張ってもらうしかない。
しかし、現実問題としては政府からの情報発信は少なく、TVをはじめとするメディアも毎日毎日、「今日は新たに何人の感染者が出ました。」「自粛要請によって都市の中心部は人が少なく閑散状況にありますが、まだ人が外に出ています。」「三密をやめよう」などといった報道を続けるのみで、この新型コロナウイルス感染症についての詳しい情報を何も発信していないのが実情としかいえない。
TVに至っては、あれだけ放送局があるのにどのTV局もおしなべて同じような内容で、どのチャンネルを見ても同じ。結果としては不安を煽るだけの形になっているともいえよう。
せめてNHKは公共放送なのだから、政府関係者が毎日出てきて状況を説明する時間を設けるとか番組内容を見直すことでもっと多くの情報を提供出来ないのか?と思ってしまう。
自粛要請発表後も感染者数は増大する一方で、相も変わらず感染者が増加しましただけの報道では「なぜなんだ?」との疑問を持つしかない。
そこで、政府発表の資料はないのか?と厚生労働省のウェブサイトを見るとデータが公開されていたのでそれを取り上げてみたいと思う。
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年4月18日版)」というページを開くと、
このような表が掲載されている。ここでは(1)の表でPCR検査陽性者数が出されているが、国内事例(チャーター便帰国者を除く)としてPCR検査実施人数が91,050人に対し陽性者は9,654人となっている。
しかし、※1の注釈があり、※1の注釈を見ると「うち日本国籍が確認されている者4317人、外国籍が確認されている者52人」とある。では、9654人のうちその数を差し引いた者は何者なのか?
この点だけ単純に読み取ってしまうと、日本人の陽性者は半分以下じゃないか?ということになる。
上部の【内訳】部分に記載があるものは右の【(2)PCR検査用政治の有症状・無症状の例】と合致しており、患者6,056例(国内事例6,011、チャーター便帰国者事例11例、空港検疫34例)などとなっているが、最下段の日本国籍の者4,448名、外国籍の者62人、(他は国籍確認中)は患者数のうち日本国籍の人が4,448名と判明しているのならそれをきちんと報道して、さらに外国籍の者が何名判明しているとすべきだろう。
国籍確認中ってなんだ?そんなおかしなことはないであろう。
この表の右側には、
入退院等の状況という表が示されているが、これによると入院治療を要する者等として、8448人となっており、うち人工呼吸器又は集中治療室(ICU)に入院している者は211人となっている。軽~中等症の者(無症状を含む)の数は、4323人。死亡者は154人、退院した者は1052人。
(1)および(2)の表からすると、入退院等の状況の中にも当然外国人が含まれていることになり、ではその数はどうなのか?
もちろん日本国内で就業されていたり居住されている外国人の人が多いのは当然で、人道的な面もあるので外国人だからと言って症状が重くなった人を手当てしないわけにはいかないが、少なくとも軽症者や無症状といった人たちでたとえば旅行者などの人には自国に戻ってもらう措置をとることはできないのか?
などなどいろいろな面が見えてくるが、分かりにくいことおびただしい。
TVでこのような数の報道は聞いたことはなく、新聞でも掲載されたのを見たことがない。
単に医療崩壊の危機などというだけではなく、医療現場の実態、ベッド数はこのような状況で、なぜそうなっているとかを具体的に報道しないと理解を得られないだろう。
新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2020年4月18日掲載分)のページでは、
のようにグラフが表示されているが、誰がどう見ても自粛要請が出てから有症者数が激増している。
いつだったか西村大臣がそのようなことを聞かれ、3月20、21、22日の三連休に国民の多くが外出したことによるものと思われるなどを説明していたが、感染から発症までの期間を平均5~6日とした場合どうみても整合しない。
また、欧米各国と比べPCR検査数が少ないことがよく言われるが、PCR検査の実態はどうなのか?
新型コロナウイルス陽性者数(チャーター便帰国者を除く)とPCR検査実施人数(都道府県別)【1/15~4/17】というページには、
このような表があり、1月15日から4月17日までの期間で91,050件の検査が実施され、うち9,654人が陽性者となった。とある。1月15日~4月17日までで91,050件?政府はPCR検査が出来る数をどれだけと説明していたか?アベノマスク首相はどう説明していたのか?
しかし、国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況(結果判明日ベース)
というページでは、
このような表が掲載されている。見辛いのでそのうち3月23日以降の分をピックアップしてみると、
このように、4月16日時点で169,046件の検査数となっている。検疫所での数値を差し引いたとしても前述の91,050件とは合わないが、これはどうなっているのか?どっちが正しいのか?
さらに4月始めからは海外からの入国制限が強化されたはずなのに、検疫所での検査数が3月より一桁増加しているのは何なのか?
つまり、今の新型コロナウイルス感染症についての報道で、単に感染者数がこうなっただけではなくもっと正確な数字を出して検査数、陽性者数はこのような状況にあるとか、患者の入退院についてもこのような状況になっているなどの情報提供がなされてうえで、政府としては今後このような対応をするが協力されたい。としなければ、一般庶民には何がなんだかわからず、しかも営業的に大打撃を被っている人にとっては納得出来ないとなるだろう。
一般庶民は政府から正しい情報をわかりやすく発信されることを望んでいることを理解されたい。
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