ウェブサイトにおけるページ作りのヒント
一昨日(2月23日)、「シニア層の方にこそインターネット発信に参加を期待!」というページにWebサイト(ウェブサイト)を作られて情報発信を勧める内容の記事を書きました。
早速メールが届いたので見たところ知り合いからのものでした(笑)。
「そんなもん、なにも経験がない方に向けてサイト作りを薦めても、なにをどうしたらわからないのにどうするのか!たとえばこうするなどの情報を出してあげるべきだろ!」などと、いわばおりのようなもので、「なんでお前にそんなん言われなあかんねん」と思ったものの、よく考えればたしかにその通りで漠然とした内容では「ふーん・・・」で終わってしまうかも知れないと考えなおしました。
とは言うものの、具体的にわかりやすく説明すると言ってもこれがなかなか大変で、人によってサイト作りの目的も異なりますし、どうしたものか・・・。
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たとえばご自身の考えや主張を発信したいということであれば、それはそのまま単純に文章にしていけば良いので特に問題はないでしょう。単なる日常の行動や、たとえばランチを食べた時の写真を掲載するなどの個人的な情報を出しても、芸能人やアイドルタレントで無い限りそれは意味がありません(笑)。
ただし、たとえばランチの食べ歩きが好きで、あまり知られていないお店、美味しいお店などの情報が数多くあれば、それは立派に材料になると思います。個々のお店の情報を掲載し、それが積み重なると立派にサイトとして成り立つでしょう。食べることについての情報を求める人は多いので、それは情報を求める人にとって役立つこととなります。
それでは人がネットでなにかの情報を探しているとして、そこに参入しようとした場合はどうでしょう?
訪問者はどんな情報を求めているのか?そしてそれに応えることが出来れば良いのではないか?となりますね。
サイト移転をして苦戦しているサイトを取り上げて紹介してみたいと思います。
管理人の別サイトですが、競争の激しい分野といえる「旅行・宿泊予約」系のものです。
とりあえず思いつくのは旅行地についての情報(どんなところだろう?)、あるいはホテル、旅館の施設についての情報(設備は?ロケーションは?アクセスは?雰囲気やサービスは?など)、さらに宿泊料金やプラン(格安料金、お得な宿泊プランは?)といったところでしょう。
しかし、これらはネット上にはあまりにも情報提供ページが多過ぎて、なかなか入り込む余地がありません。それでもコツコツと個別にページを作って積み重ねる方法はありますが遠大な時間がかかってしまいます。
そこで管理人が考えたのは、旅行を計画した人が宿泊施設や宿泊プラン、料金などの情報を求めるのは当然としても、まず旅行を計画した日程にホテルや旅館の空きがあるのか?を確認しないと、せっかく日程を決め、泊まりたいホテルいくつか想定していたとしても空きがなければまた別の宿泊施設情報を探す必要性に迫られるのではないか?それならあらかじめ目的地の主要ホテル、旅館の複数の施設の空き状況がわかるページがあったら便利ではないか?という部分ですね。
そこで、作ったのが「リアルタイムでわかる主要ホテル・旅館空室状況」の各ページでした。
実はこのページからは、過去10年以上に渡って毎月なにがしかの宿泊予約が入り、その結果報酬が支払われ続けていました。今回、サイトを置いていたサーバーがWebサイトのスペースサービスを廃止するとのことでサイト移転を余儀なくされ、それに伴ってアクセス数が激減したため、復活までにしばらく時間を要する状況にありますが、これなどはひとつの分野の中でどういった絞り込みをするかのヒントになると思います。
旅行日程を決めた際に、まず宿の空きがあるかどうかを確認するためにわざわざ各宿泊予約サイトに行って表示されたホテルの各ページを見て空室状況を確認しなくても、このページで主要ホテルや旅館の空室がわかるようになっています。
ここではJTBのデータを利用出来るツールを使用していますが、合わせて他の宿泊予約サイトへのリンクを付けていることで、一つの施設について簡単に他の宿泊予約サイトのプランも確認することが出来るように訪問者の利便性を図るようにしています。
たとえば各ホテルの情報は、
こんな感じになりますが、なんといっても人気テーマパークなど関心の高いところは必ず押さえるべし!です。
一目でわかる!TDR(東京ディズニーリゾート®)周辺主要ホテル空室状況
一目でわかる!USJ(ユニバーサルスタジオジャパン(R))主要ホテル・周辺ホテル空室状況
とまあ、人気どころはこのようになっていますが、
一目でわかる「レゴランド・ジャパン」(LEGOLAND® JAPAN)オフィシャルパートナーホテル空室状
のように、今年の4月1日にオープンになるテーマパークなども準備をしておく必要がありますね。
あとは、やはりとりあえず人気どころを押さえておくことが大切になります。
これらは、シティホテルや温泉地の旅館となりますが、需要が多いのは出張される方のビジネスホテル関係の情報も同様に、空室状況がわかれば便利ということで、別に「出張応援隊」というページを作っています。
ビジネスホテルについては、さすがに個別にピックアップといっても大変なので、Yahoo!トラベルのサイトを利用する形になっていますが、やはり複数のホテルの空き状況がわかる情報を出すことをポイントとしています。
こんな感じですね。
※画像引用:※Yahoo!ビジネストラベル・大阪駅周辺空室カレンダー
つまりは、訪問者にわかりやすい情報をいかに提供するかがポイントといえます。
あと、一般の関心度が高まるネタも取り上げるには良いかも知れませんが、それは一応コンテンツを増やすという程度で、様子見をしておいて人気が出るようなら本格的に取り組む方向が良いと思います。
たとえば、当サイトでは1月29日に「ホテルの空室がない状況で民泊は進むのか?」の記事で取り上げましたが、今日(2月25日)明日(2月26日)福岡市での宿泊施設確保困難の記事を書いた時に、思わぬアクセスをいただくこととなり、そこから関連して民泊についての情報をいくつか出しました。
それに伴って「全国・旅行宿泊予約ガイド」でも、国内の合法民泊についてのページを作ってみました。
しかし、民泊については、東京では「京王電鉄」が民泊に参入などのニュースもありますが、今後国内でどのような展開になっていくのかは不透明ですし、これも当面は様子見としておいたほうが良いでしょう。
今回は、旅行・宿泊関係のジャンルを取り上げて書いてみましたが、どんなジャンルにでも応用出来る考え方ではないかと思います。
今や、ネット上では話題になったキュレーションサイトなど、大手の物量作戦に勝つことは出来ませんが、逆に絞り込んで行くことでまだまだ個人サイトでも立ち行くだろうと考えています。
ずいぶん長くなってしまいました。最後まで読んでくださった方には感謝します。
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